Skin Skincare University

TEWL、水分量、皮脂量——肌の状態を数値で見る

公開 2026.04.01 ・ 更新 2026.10.20
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LEVEL 3 「肌に合う」とは何か

研究では、肌の状態を数値で測ります。ここで紹介する3つは、皮膚科や研究室の専用の機器で測る数字です。家で「合うか」を確かめるなら、腕の内側に1日2回、2週間塗り、赤みやかゆみが出ないかを見ます(接触皮膚炎診療ガイドライン2020)。

3つの測定指標

1. TEWL(経皮水分蒸散量)
バリア機能の状態を反映する指標です。測る場所で大きく変わり、健康な大人の研究を集めた解析では、胸の2.3から脇の44.0 g/m²/hまで開きがありました(Akdeniz 2018)。顔と腕の数字を同じ物差しで比べることはできません。

2. 角質水分量(Corneometer値)
健常な状態では40〜60 AU、乾燥状態では30以下になります。

3. 皮脂量
一般的な目安は100〜200 μg/cm²程度とされますが、部位差・個人差が大きい指標です。

肌状態ダッシュボードTEWL(g/m²/h)51520+低いほど健常水分量(Corneometer AU)203060高いほど健常皮脂量(µg/cm²)50100200300+適正範囲が重要健常注意要改善数値で肌の状態を客観的に把握する

使用感と数値は一致しない

「使用感が好き」な製品と「数値が改善する」製品は、必ずしも一致しません。シリコン系美容液は塗った直後の肌触りは抜群でもTEWLは改善しないことがある。逆にセラミドは、溶けた状態で配合されていることが条件になります。溶け残ったセラミドは、試験管内の実験でバリアの回復を逆に妨げました(Schild 2024)。

※本記事は化粧品成分に関する参考情報であり、効果を保証するものではありません。数値・試験結果は条件により異なります。医薬品的効能を示すものではありません。
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